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合奏集団
「新しい音楽生活」
始動!

​​あたおん、ついにオーケストラ始めるってよ

【日時・場所】

2023年9月10日(日)新宿文化センター大ホールにて

13時00分 開場

13時30分 開演

【曲目】

デュリュフレ/レクイエム

~合唱・独唱・管弦楽とオルガンの為の(第2稿)
オネゲル/交響曲第3番「典礼風」
【指揮】右近大次郎
【合唱】東京オラトリオ研究会(合唱指揮:郡司博、渡部智也)
【独唱】アルト:増田弥生 バス:原田光
【管弦楽】合奏集団『新しい音楽生活』
【入場料】2,000円(全席自由)

【特報!】ただし現在、枚数限定(10枚)で無料ご招待中です!​無料チケットのお申込みは、「イベント詳細」からどうぞ!

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ホーム: ご案内
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【過去記録】
第4回室内楽演奏会

2022/8/11(木祝)旧東京音楽学校奏楽堂にて​

J.S.バッハ

ブランデンブルグ協奏曲 第2番
https://youtu.be/ymKpTATe5Ww

J.S.バッハ

ブランデンブルグ協奏曲 第4番
https://youtu.be/WdQft7c8Whs

​​I.ストラヴィンスキー

室内オーケストラの為の協奏曲 変ホ長調
「ダンバートン・オークス」

​​C.P.E.バッハ

​​フルート協奏曲 イ長調

https://youtu.be/7tsbgaehVrI

​​G.オーリック

三重奏曲
~オーボエ、クラリネット、
バスーンのための~

​​A.ピアソラ

タンゴの歴史
(クラリネット四重奏/
ブルース・エドワーズ編曲)
https://youtu.be/ymKpTATe5Ww

ホーム: 過去のイベント
空のオーケストラステージ

​新しい生活様式ってなんだ?

他人と2m離れなきゃいけない世界で、アマチュア音楽家はどうすればいいの?

否応なしにやって来る(来た)Withコロナの世界。プロの音楽家はもちろん、アマチュアの音楽家たちも悩み、

苦しんでいることと思います。

医療従事者の方々や病気に苦しんでいる方々とは勿論比べられないけれど、音楽をやりたい!という気持ちは

やはり、その想いを抱える本人にとっては不要でも不急でもないのです。

なので、医療従事者の方々にご迷惑を決して掛けないように、自分たちがクラスターを発生させないように、   

今現在言われている注意事項を全部守って、演奏会をやろうと思います。

ホーム: 概要

​練習風景

徹底的な感染対策をしています。

検温、手指の消毒、マスク、フェイスシールド、奏者間距離(弦楽器は1.5m・管楽器は2m)、管楽器につきものの「おつゆ」は使い捨てタオルで、、、などなど

ホーム: ギャラリー

【過去記録】第3回室内楽演奏会

​​こんな曲を楽しみました!

【曲目】
〇サミュエル・バーバー 『オーボエと弦楽のためのカンツォネッタ』 Op.48【弦楽合奏+Ob】
〇アストル・ピアソラ 『タンゴの歴史』より抜粋(売春宿、カフェ、ナイトクラブ)【4Cl】
〇モーリッツ・モシュコフスキ 『2つのヴァイオリンとピアノの為の組曲』 Op.71より1楽章【2Vn+Pf】
〇マックス・フォン・ヴァインツイール 『NachtStuck』 Op,34【4Va】
〇アンリ・トマジ 『田園風コンセール』【トリオダンシュ:Ob、Cl、Fg】
〇ボスフラフ・マルティヌー 『九重奏曲 第2番』【Fl、Ob、Cl、Fg、Hr、Vn、Va、Vc、Cb】
〇ニーノ・ロータ 『九重奏曲』【Fl、Ob、Cl、Fg、Hr、Vn、Va、Vc、Cb】
〇アーロン・コープランド 『アパラチアの春(オリジナル13奏者版)』【弦5部+Pf、Fl、Cl,、Fg】

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ホーム: テキスト

過去演奏会の記録

第1回演奏会のプログラム

1.Trio D'anches(木管三重奏)

 J.Ibert/Cinq pieces en Trio D'anches

 (イベール/トリオダンシュのための5つの小品)

   

2.Quatuor a cordes(弦楽四重奏)

 M.Ravel / C.Debussy(1楽章)

3.Trio pour Violon,Clarinette,et Piano(Vn,Cl,Pfのための三重奏)

   F.Poulenc/L'invitation au chateau

 (プーランク/城への招待)

4.Dixtuor(十重奏)

J.Francaix/Dixtuor pour quintette a vent et quintette a cordes

(フランセ/木管五重奏と弦楽五重奏のための十重奏)

5.Grande Fantasie Zoologique(動物学的大幻想曲)

 C.Saint-Saens/Le carnaval des animaux

 (サンサーンス/動物の謝肉祭より抜粋)

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【過去記録】

​​第1回演奏会の曲目紹介

1.Trio D'anches(木管三重奏)

   J.Ibert/Cinq pieces en Trio D'anches

(イベール/トリオダンシュの為の5つの小品)

ジャック・イベール(1890-1962)は20世紀前半に活躍した、フランスの作曲家です。パリに生まれ、パリ音楽院卒業後どういうわけか海軍に入隊して士官まで昇進し、その後自作曲のローマ大賞入選をきっかけに再び音楽の世界に戻ったという異色の経歴の持ち主です。そのためか彼の作品は、パリ音楽院の同窓生であるオネゲルやミヨー、あるいはプーランクといった「フランス六人組」による新古典主義(バロックや古典派の精神に戻って耳に馴染みやすい音楽を目指す等)とはやや趣を異にした、ラヴェルの後継者とも言うべき近代的かつ機知に富んだ響きが特徴となっています。本日演奏する「木管三重奏のための5つの小品」は1935年にオーボエ、クラリネット、ファゴット—すなわちリード(葦の茎を加工した発音体)を使う3種類の楽器、いわゆるトリオ・ダンシュ(葦の三重奏)のために書かれた作品で、一見主旋律を全てオーボエが担っているようで実はその裏でもっと魅力的な対旋律を奏でるクラリネット、低音域を支えつつも縦横無尽に走り回るファゴットなど、同時に鳴らせる音(声部)がわずか3つというミニマムな編成でありながら最大限の演奏効果が得られる曲となっています。

No.1 Allegro vivo

No.2 Andantino

No.3 Allegro assai

No.4 Andante

No.5 Allegro quasi marziale


(狂箪笥)

2.Quatuor a cordes(弦楽四重奏)

 M.Ravel/1楽章、C.Debussy/1楽章

カルテットというのはもともと楽器を趣味にする人が自分たちで楽しむためのジャンルで、仲間内でやるスポーツやゲームと同じでした。野球で言えば三角ベースみたいだったカルテットをプロ野球のようにしたのがベートーヴェンで、同時にプロの弦楽四重奏団というものも存在するようになりました。ベートーヴェンの後期に至ってカルテットは作曲家の精神や哲学的内容を盛り込む至高のジャンルとなり、20世紀のバルトークやショスタコーヴィチに至るまでその流れは続いています。 一方でそんなカルテットの伝統をぶった切り、新風を吹き込んだのがドビュッシーです。「牧神の午後への前奏曲」と同時期に書かれたドビュッシーの弦楽四重奏曲は、「牧神」ともども世紀末の重苦しい閉塞感を打ち破り、音楽を新たな世界へと解放しました。曲の冒頭にある音列「ソ、ファーレファ、ラシラソ」が曲のモチーフで、ドイツ流のソナタ形式であればこの音列を操作して色々なテーマを作り出すのですが、ドビュッシーの場合には音列はそのままに和声を千変万化させ、まるでコスプレイヤーが衣装をとっかえひっかえして様々なアニメキャラになるかのようです。 

ドビュッシーの弦楽四重奏曲は冒頭がアグレッシブで、まるで世界制覇したドイツサッカーに挑むフランスチームのような趣がありましたが、10年後に書かれたラヴェルの弦楽四重奏曲になるとすでに近代フランス音楽が先端になったためか私たちのイメージする「おフランス」的雰囲気で始まります。途中で激情がほとばしるシーンもありますが、ドビュッシーの曲とは似ても似つかず、それでいていずれも近代フランスの香りを漂わせています。 私たちは今回ラヴェルとドビュッシーの第1楽章を弾くのですが、これほど発展と変貌を遂げてきたジャンルにも関わらず「仲間内の楽しみ」というカルテットの原点が感じられるのは嬉しいことです。

(たわば竹本)

3.Trio pour Violin,Clarinette,et Piano(Vn,Cl,Pfの為の三重奏)

 F.Poulenc/L'invitation au chateau(プーランク/城への招待)

プーランクの「城への招待」は風刺劇のために書かれたBGMです。クラシック音楽は1回聴いただけではよくわからず、何度も繰り返し聴くことで徐々に素晴らしさが見えてくることが多いのですが、この「城への招待」は初めて聴いて良し、繰り返し聴いても良しという中毒性を持った作品です。
 BGMなので長い曲でも1分半、短いものはわずか6秒、ダンスの曲は劇中で繰り返し用いることが想定されているので、曲からストーリー展開を想像するのは難しいのですが、ネタバレを避けつつあらすじをご紹介します。風刺劇なので単純な勧善懲悪ではない点にご注意ください。
 あるところに上流階級の双子フレデリックとユーゴーがいました。二人は対照的な性格で、フレデリックは恋に恋する夢想家(ヲタク)、ユーゴーは現実的で傲岸なプレイボーイ(リア充)でした。フレデリックは成金の我儘娘ディアナに首ったけです。ディアナは本当はユーゴーが好きなのですが、フレデリックで手を打とうと考えています。実はユーゴーもディアナが好きなのですが、ツンデレなのか自分ではそのことを認めていません。
 双子の叔母が城で舞踏会を開くことになると、ユーゴーは一計を案じます。バレエダンサーのイザベルを上流階級に仕立てて招待し、フレデリックを「偽りの愛」から「真実の愛」へ目覚めさせようというのです。イザベルはユーゴーに一目惚れしたのですが、彼のために協力することにします。ユーゴーの筋書き通り進むかに見えた舞踏会はやがて大混乱に陥り、最後は叔母が収拾に乗り出します。

(たわば竹本)

4.Dixtuor(十重奏)

J.Francaix/Dixtuor pour quintette a vent et quintette a cordes

(フランセ/木管五重奏と弦楽五重奏のための十重奏)

ジャン・フランセ(1912~1997)は20世紀中~後半を代表するフランスの作曲家で、同時代に活躍し、前衛的かつ鮮烈な響きを求めたメシアンなどとは一線を画し、いわゆる「フランス六人組」の新古典主義の流れを汲んだ平易で親しみやすい旋律に近代的・都会的なハーモニーを纏わせた華やかな響きが特徴です。

 彼の作品はオペラや管弦楽曲、あるいは古今東西のピアノ曲の編曲(ショパンの『前奏曲集』、シューベルトの軍隊行進曲など)に至るまで多岐に亘りますが、その中でも器楽曲、特に木管楽器を用いた室内楽が特に優れており、その勢いは彼が亡くなる1997年まで衰えることはありませんでした。

本日演奏する『十重奏曲』は1987年にフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの計10人の奏者のために書かれており、当然ながら計10段を擁するスコア(総譜)はもはやオーケストラ曲と遜色なく、指揮者付きで演奏することすらあります。古典的形式に則った全4楽章構成の中に、平易な旋律と突拍子もない展開、朗々としたソロと慌ただしい対旋律の共存、随所に散りばめられたまるで歌謡曲のようなクラシック音楽らしからぬ新鮮な響きをお楽しみいただけると幸いです。


第1楽章 Larghetto tranquillo - Allegro 


第2楽章. Andante


第3楽章 Scherzando


第4楽章 Allegro moderato




《蛇足》

この『十重奏曲』のスコアには「リノス・アンサンブルへ捧げる」と記されています。

リノス・アンサンブルは1977年に結成された室内アンサンブルなのですが、そのレパートリーの相当部分は、ブルックナーやマーラーの交響曲をはじめとした大編成オーケストラ作品の室内楽編曲版が占めています。この「室内楽版」は、20世紀初頭にシェーンベルクなどが中心となって提唱した「私的演奏協会」のために編曲されたものです。実はこの背景には、当時はヨーロッパ全体が不景気に見舞われ、コストのかかる大編成の曲が上演できない実態があり、室内楽版への編曲は一連の傑作を何とか聴衆の耳に届けたいがための「苦肉の策」だったのです。

 今、プロアマ関係なく、それまで当たり前に大編成のオーケストラに親しんでいた奏者全てに対し、この形態での演奏がままならないという、誰もが予想できなかった現実を突き付けられています。そして様々な音楽関係者が、手探りで試行錯誤を繰り返しながらその解決の糸口を探っているところです。唐突な演奏会中止、施設閉鎖に伴う練習中止、ステイホームで皆ばらばらになってしまった私たちも、遅ればせながらリモートで多重録音からの、やはり集まってリアルに音を合わせた方が楽しいことを改めて実感。そして2人が3人、4人。さらにもう少し人数を増やして。間もなく確立するであろう音楽活動のニューノーマルの先に、お客さまを前にして元通りのフルオーケストラで演奏できる日を信じつつ…。

前述のようにフランセの『十重奏曲』は管楽器も弦楽器もあり、あたかもオーケストラ曲のような充実した響きがします。そして私たちはスコア冒頭に室内楽版オーケストラ曲を得意とするリノス・アンサンブルの名前を見たとき、暗くて先の見えないトンネルの出口にたどり着くためのヒントがこの曲に隠されているような気がしてきました。

(狂箪笥)

5.Grande Fantasie Zoologique(動物学的大幻想曲)

 C.Saint-Saens/Le carnaval des animaux

 (サンサーンス/動物の謝肉祭より抜粋)

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